政治的空白 political vacuum 2005 7 18
与党の一部に、「今、衆議院を解散すると、政治的空白を生む」という声がありますが、
今だって、国会は、政治的空白に近い状態となっています。
多くの国民は、郵政改革には興味がなく、
景気、年金、福祉、医療、教育を、もっと頑張ってほしいと願っているのに、
こうした「国民の願い」を無視して、ここ数か月、
国会は、郵政改革に専念しています。
こういう状態を、「政治的空白」と言うべきです。
先ほどの、与党の一部のコメントは、
国民と国会の「大きな距離」を示すものと言えます。
今の国会は、国民のために存在しているのではなく、国会議員のために存在しています。
これも仕方ないのです。
現在では、国会議員は、家業となってしまい、食べていくための職業ですので、
解散すると、「食べていくための職業」を失うことになります。
そういう気持ちを、政治的に表現すると、
「今、衆議院を解散すると、政治的空白を生む(私たちは、失業したくない)」となるのです。
私は、国会議員の味方ですから、こうした、優しい言い方になりますが、
一般国民は、「何を寝ぼけたことを言っているのか」と、かなり怒っている人が多いのです。
もう一度言いますが、多くの国民は、郵政改革には興味がなく、
景気、年金、福祉、医療、教育を、もっと頑張ってほしいと願っているのに、
こうした「国民の願い」を無視して、ここ数か月、
国会は、郵政改革に専念しています。
それから、議員年金の問題は、かなり怒りを感じている方が多いので、お忘れなく。
この問題を放置しておくと、大変な問題となります。
政治には、あまり関心のないように見える人でも、怒っています。
国民には、「痛み」を押しつけて、自分たちは、優遇なのかと。